Jリーグの方がプロ野球よりも移籍が活発なのはなぜ?

野球

プロ野球よりもJリーグの方が選手の移籍が頻繁に行われていますが、これは両者の移籍に対する取り組みの違いが関係しています。

Jリーグの場合は、契約期間が終了すれば移籍することは自由ですが、プロ野球には選手の移籍を禁止する制度があります。このプロ野球における移籍を禁止する制度は保留制度と呼ばれていますが、この制度では、球団が保留権を所有している選手は移籍するための他球団との交渉が禁止されています。
しかし、それでは選手自身のキャリアを守ることができない場合も生じます。そこで移籍を可能にするのが、FA権です。これは、一軍出場選手登録の日数が一定年数を満たした選手に与えられる権利で、これを行使すれば移籍するための契約交渉を行うことが可能になります。
国内移籍では7年から8年、海外移籍の場合は9年が取得の条件です。

サッカー

一方Jリーグの場合、クラブとの契約が満了に達した選手は自由に移籍することができます。
仮に契約満了に至っていなくても、獲得を希望するクラブが選手に設定されている移籍金を支払うことができれば、契約期間中でも移籍可能です。Jリーグでは、選手の登録期間、すなわち移籍することが可能な期間が年に2回設定してあります。1回目は年明けから春にかけて、そして2回目は夏です。この期間内に選手と獲得希望チーム、そして所属チームとの三者の契約が合意に達すれば、選手は移籍することが出来ます。
そのため、Jリーグはプロ野球と比べて移籍が活発に行われています。